内容説明
奥大使よ、あなたの死を決して無駄にはしない。首相補佐官のイラク回想録。
目次
第1章 砂漠に散った勇者
第2章 イラク戦争が残すもの
第3章 カツ・オク、縦横無尽
第4章 駆け抜けたイラク
第5章 砂漠の戦争
第6章 イスラムとのつきあい
第7章 人間模様
著者等紹介
岡本行夫[オカモトユキオ]
1945年生まれ。外交評論家。68年、一橋大学経済学部卒業、外務省入省。本省では経済局、北米局、海外ではOECD日本政府代表部、在エジプト日本大使館、在米日本大使館勤務。北米第一課長を最後に91年退官。同年、岡本アソシエイツを設立。1996年11月~98年3月、内閣総理大臣補佐官(沖縄担当)。2001年9月~03年4月、内閣官房参与。03年4月~04年3月、内閣総理大臣補佐官(非常勤、イラク担当)。NPO法人「新現役ネット」理事長
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感想・レビュー
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sasha
2
イラクの復興支援にあたっていた日本人外交官が犠牲になった。本書は小泉政権で首相補佐官を務めた著者による、日本の国際支援・自衛隊派遣の在り方を記したものだが、外交官・奥克彦氏への追悼の書だ。アメリカの意向に逆らってまで、イラクの人々の為を考えた外交官が日本にいた。それを忘れてはいけないね。しかし、本当にテロだったのだろうか。謀殺説も根強いようだが…。2013/09/05
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0
日本にもアメリカにもイラクにも自分を犠牲にしてイラクの人のため行動している人いるのだと思った。イラクなんであんなことになったのかつくづく思う2013/06/23
Kenji Suzuya
0
著者がイラク担当補佐官としてどのような仕事をしてきたか、というのが記述のメイン。しかし本書の中心は、まごうことなく、銃撃されて亡くなった奥参事官(特進して大使)への追悼である。惜しい人をなくしてしまったという無念。そして考えさせられるのは、その死に見合うだけの貢献を日本はできたのだろうか、ということだ。2013/01/09
Juncito
0
2004年 ★3.52020/11/03