内容説明
大阪のおいしいもん、たっぷりと紹介。
目次
第1章 大阪のおいしいもん(ビフカツサンド;ホットケーキ;ミックスジュース ほか)
第2章 母の味、父の味(冷やそーめん;テキとトンテキ;めし屋のおかず ほか)
第3章 おいしい絶滅食(お祭り屋台の塩釜卵;「魚庄」の鴨ロースとほんとの和辛子;「オリンピック」のカレーライス ほか)
著者等紹介
小林カツ代[コバヤシカツヨ]
料理研究家・エッセイスト・大阪府生まれ。あらゆるジャンルの料理を「家庭料理」としてとらえ、テレビ・雑誌・講演などで幅広く活躍中。その活動の内容は食の分野にとどまらない。著書は160冊を超える
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
okame
10
図書館本。小林カツ代さんの出身地、大阪で食べてきたものが紹介されています。お店で食べたものだったり、家で食べたものだったり、どれも美味しそう。さらにイラストを見ていると、お腹がすいてきます。関東だと見かけない料理もあったので、興味深かったです。今の季節だと、冷やそーめんが食べたい!ただ、関東の料理に対する批判?がある度に、なんだか気持ちがモヤっとしたのは私だけ?(^^;)2014/08/10
ナチュラ
10
料理研究家の故・小林カツ代さんのエッセイ。 カツ代さんが生まれ育った大阪の【味】を中心に、喫茶店のホットケーキやミックスジュース、うどん、箱寿司、すきやき、その他多数、そして両親との思い出の料理など、おいしそうに、じつにおいしそうに描かれている。 たまらなくお腹が空く本だ。 食べることを目的に大阪に行きたくなる。 2014/02/11
Humbaba
10
たとえレシピを知っていても,その通りには出来ないものもある.思い出の中に残っている料理というのは,類似品は作れてもどこか届かないところにある.そのような記憶の中に残る料理があるというのは,幸せなことであるといえる.2013/05/13
MASA123
7
ずいぶん前に図書館で借りた本の再読。全編、大阪の食べ物の礼賛ですが、レシピが載っていたはずと思って借りました。でも、レシピはほとんど掲載されていなかった。 これが大阪のたべものだ!と言われても、ピンとこないものもあるし、同じ関西の京都や神戸からは反感をうけそうなところもある。非関西圏の人はもっと反発するのでは? なお、本書掲載のお店は閉店したり、味が昔と変わったところもあるので、グルメガイド的な利用もむずかしいと思います。 2021/09/06
Yoshie S
3
大阪愛とご両親やご家族への育て方への尊敬、それに基づいた料理への情熱に満ちたエッセイ。 工夫すること、あるものでおいしさを追及する、手間を惜しまないことを教えてくれる。これが本当に難しいのだけど。2017/11/15