多生の縁―玄侑宗久対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163657301
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

文学、宗教、哲学、医学を究めた人々が語り合う“生きる”智慧。

目次

京極夏彦―妖しの世界へ
山折哲雄―死者のゆくえ
鈴木秀子―死と向き合い、生を充実させる
山崎章郎―死に臨むための医療と信仰
坪井栄孝―「科学」としての宗教
松原泰道―「親と子」を語る
梅原猛―仏教を見直そう
立松和平―真理は月の光のように柔らかい
五木寛之―二十一世紀に必要な東洋の智慧

著者等紹介

玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県三春町生まれ。慶応義塾大学中国文学科卒業。さまざまな職業を経験した後、京都、天龍寺専門道場にて修行。現在は臨済宗妙心寺派、福聚寺副住職。2000年、デビュー作「水の舳先」が芥川賞候補作となり、01年、「中陰の花」で芥川賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニョンブーチョッパー

5
2008/10/11

echo.

1
対談集は口語体なので、軽く読める。いったん筆をとり始めたら難しい文章を書くであろう面々が、皆さらさらと流れるように話しまた笑っている。 (立松和平だけは、会話になっていない面があったが) 何が起きても「風流」と思う、という言葉が一番印象的だった。机の角に小指をぶつけてもまた風流、苦しんで死ぬのもまた風流、流れである、と。 ややキリスト教に偏った読書をしてきたのだけれど、仏教的なるものも含め、やはり宗教という知恵に支えられた書き物は強いと思う。2015/12/25

こんころ

1
この本の中に出てくる「儒教的ガンバリズム」という言葉が印象に残った。多くの人が知らず知らずのうちに妄信し、自らを苦しめているのでは。2013/08/05

がんこちゃん

0
玄侑さんの文は好きですが、これはあくまでも『対談集』です。そして私にはまだ難しいと思い読み終えました。著名人とタイトルに惹かれたものの、科学的に宗教を、禅を、病気を、生死を考えるところや専門用語もわからないところがちらほら。『いい言葉だな』と思ったフレーズもあるのでまた再読したいと思う。2011/12/25

メイロング

0
技量ある両者のボクシングを見ているようだね。対談だからところどころ専門的なタームが入ってくることは当たり前なんだけど、欄外に脚注スペースを設けてもよかったかも。2009/09/13

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