内容説明
日本人初!カクテルの世界チャンプが案内する、大人の世界。
目次
第1章 カクテルの話
第2章 モルト・ウイスキーの話
第3章 お酒の話あれこれ
第4章 バーの仕事から
第5章 バーテンダーになったわけ
第6章 銀座でバーをやること
そろそろ閉店ですが…
著者等紹介
岸久[キシヒサシ]
1965年、東京都生まれ。大学時代のアルバイトを通じてバーテンダーの世界に入る。89年にスコッチウイスキー・カクテルコンテスト全国大会に史上最年少で優勝して以来、数々のコンテストで優勝し、96年には長い歴史と伝統を誇る「IBA・世界カクテルコンクール」の難関といわれるロングドリンク部門で日本人初の世界チャンピオンとなる。2000年12月、銀座1丁目に「スタア・バー」を開店。(社)日本バーテンダー協会関東地区本部技術研究部副部長、アイラ島特別民間親善大使を務める。また、テレビの「男の食彩」、「おしゃれ工房」、「きょうの料理」などにも定期的に出演、活躍を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOKIZAN
21
バーテンダーは居酒屋の大将より難易度が高い客商売のように思う。まず客の求める雰囲気を察知しなくちゃいけない。黙って相対する客もいれば、話相手を求める客も、話してても多くの場合、盛り上がっちゃいけない。そして店にアルコール薫香ならぬ、清潔感が求められる。生魚は触らなくても、氷は触りまくりだし。まあ、客側にもグラスのこなし方だとか、焼き串落としちゃいけない等、最低限の品性の持ち合わせを求められるが。こういうお店にはホッピーベースのカクテルなんてのは無いのだろうか?内容はタイトル通り、自店の宣伝です。2017/02/17
misui
5
バーテンダーは調理技術者であり接客技術者であるとして、主に技術の面を開陳している。たとえば氷に手間を掛けるなどというのはあまり表に出てこないのでは。「カウンターの中でくるりとお客様の方を向いたら、それらをすべて忘れるというか、酒や技巧の世界に囚われてしまってはいけないのです。お客様に対しては、気楽に飲んでください、というスタンスに立たなければ」という姿勢にはこの職業の本質が表されている。それ以外では、今は少なくなったとしながらも、客の注文には概ね応じるという古い銀座文化が京都の老舗のようで面白い。2015/08/23
読生
2
お酒をあまり飲まない人間には遠い存在のバー。 でも行っていいらしいよ。当たり前のことなんだけどね。 しかし、その扉を開けるには勇気が必要で。 だからこうしてバーとはどんなものか教えてくれる本は貴重。 楽しそうなんだけどなあ。 1杯を大切に出してくれることは分かった。 みんなその1杯でどれぐらい滞在するんだろうな。 喫茶店みたいに30分~1時間とかなのかな。 2024/03/03
Satoshi Akatsuki
1
銀座にある、とあるバーのバーテンダーさんが書いた本。おもしろいよ。2015/10/02
enoh_ikeda
0
【読んだ本】 ・ ・ ・ カクテルの話、ウイウスキーの話…。 知らないことだらけで目からうろこ。 バーで飲む事が楽しくなりそう。 「専門家として、知識や技術にこだわるのと同時に、お客様の前ではそれを表に出さずに楽しんでいただく。」の一文に背筋がのびる。 「銀座に住む」という飲み方があるのか…。2017/01/26