内容説明
富や名声にこだわらず、植物学一途に95年の人生を捧げた、高知県出身の植物学者・牧野富太郎。その孤高にして崇高な生き方にふれた表題作「うらやましい人」をはじめ、プロ、アマ66篇の傑作の競演。
目次
うらやましい人(視覚障害者との一期一会(安原みどり)
大統領と戯れ絵(山藤章二) ほか)
イカの足三本(水に敬礼(井上ひさし)
仁慈の心、保科正之と松江豊寿(中村彰彦) ほか)
半日ラマダン(ゴンタ(田辺聖子)
名医の中の名医(浅田孝彦) ほか)
いらぬオマケ(長谷川平蔵のこと(逢坂剛)
私の遇った革命家(柴田翔) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
UK
29
図書館でふとタイトルに惹かれて読む。想像力が刺激されるいいタイトルだよね。作家から各界の著名人等々、色々な人のエッセイ。専門家がその知見をわかりやすく書き、作家がふとその内幕を語る。玉石混交、というより興味の多寡によって各話の面白味は随分と変わるが、思いがけない出会いがあったのも確か。珠玉の名エッセイ集というよりは、どちらかと言えば万人向きの万華鏡。2017/01/12
mj
1
「ネパールのビール」の感動をもう一度!!と思って本書を手に取った。「イカの足三本」がよかったかな。2014/07/19
そらパパ
1
エッセー集とあったがエッセーって何だろう?面白いかった2014/01/11