出版社内容情報
崩壊した秩序を立て直し法治の世にする。この難事を為しとげた男。「神君」でも「狸オヤジ」でもない「政治家」家康の真面目を描く力作
内容説明
「神君」でも「狸おやじ」でもない。毛利元就に学んだ戦国の心構えで、ついに天下の秩序を建て直した男。
目次
「不倒翁」毛利元就に学んだもの
「戦国の常識」から見た「人質時代」
「武」でかちとった三河統一
今川義元から学んだ「法治主義」
「経済人」家康が見抜いた“関八州”の価値
「貞永式目」的法治の再興
秀吉死後の政情不安
アンチ家康“空気”の醸成
「実戦経験者」家康と「官僚」三成
「関ケ原」と輝元の“平和ぼけ”〔ほか〕