アドルフに告ぐ 〈第3巻〉

アドルフに告ぐ 〈第3巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163632704
  • NDC分類 726.1

出版社内容情報

ヒットラー出生の秘密を示す文書を入手した峠貞平と、特高の息づまる追跡・逃避行。一方、ドイツに留学したアドルフ・カウフマンは、完壁なドイツ人になって行く

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

77
人と人が偶然に絡み合い、歴史が人を変えていく。自由を守りたいという心が人を傷付け、人を愛する心が人を傷付ける。虚実入り乱れての壮大なドラマは、いよいよ最終巻に突入する。2021/03/29

AKO

16
アドルフ・カウフマンはアドルフ・カミルの父親を殺す。一方神戸で暮らすカミルはそのことを知らず、カウフマンから護ってくれるよう頼まれたユダヤの少女エリザを引き受け、恋仲となってしまう。お互いがお互いにやましさを抱え、時代は大戦へと向かう。一方、三重子を仁川刑事から預かり父親代わりになっていた草平は、三重子に訪れた本当の恋に少々嫉妬してしまうのだが……。憎しみは新たな憎しみを生み、争いは終わることを知らず、因果は巡り、祈りだけが残った――。2022/07/27

剛腕伝説

15
洗脳されたアドルフ・カウフマン青年は冷血なナチス将校となり、次々とユダヤ人を虐殺していく。機密文章は廻り廻ってユダヤ人青年・アドルフ・カミルが、保管することになる。2022/07/31

アキ

15
戦争の度に影のように暗躍するコミンテルン。ここでも日本での諜報工作活動「ゾルゲ事件」が描かれ、「文書」の行方と交差しそうな場面も登場。情報や思想が交錯する諜報戦という戦争のひとつの断面、特に世界大戦という国際情勢の入り組んだ迷路から活路を見出そうとする「国家」や政治体制という名の得体の知れないものの思惑やエゴの一端を見る思いがします。読了の日に偶然、歴史の授業で先生から本作を紹介されたらしく、いきなり一巻から読み始めた中3の娘…。時代や国家に翻弄される市井の人々、その境遇のあまりの儚さをどう感じるやら…。2015/07/11

ぴよぴよ

10
たった1人の人間が、こんなに多くの人の人生を狂わせるとは。これがいい方向に使われていれば、どれだけの人が幸せになれただろう。2012/04/07

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