出版社内容情報
航海者として、また商人として実力を貯えた嘉兵衛は、ついに永年の夢であった北海道に上陸した。が、事件が起きた。幕府が東北海道の経営にのり出したのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きっちょむ
1
高田屋嘉兵衛の誕生です。まだまだ、面白くなりそうです。2015/10/09
バーニング
1
1,2巻を読んだあとなぜか遠ざかっていたが久しぶりに再開。嘉兵衛の気質がよく表れているのは憎まれつつも我が道をいくところだろうか。そういうときは司馬さんの筆も乗っているように思えた。あと、蝦夷地やアイヌの人びとの描写が時々入るが、いかに松前との間に支配―被支配関係にあったかが伝わってくる。それはつまり、蝦夷地が特別だった証でもあるのかもしれないが。2012/02/20
takiguchi
1
当時から神戸はすごかった?2011/02/12
しょうご
0
司馬遼太郎氏の全六巻の第三巻。話の進展にあわせて、著者が時代背景、風土、言葉の謂われ、諸外国の動き、政情などの解説が適宜挿話されている。本巻、蝦夷が舞台の中心に据えられてきたが、松前藩は人任せ主義であって、場所別に請け負った商人達の蝦夷人、アイヌ人への搾取、暴力は非道の限りだった。2018/04/21
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