「文芸春秋」にみる昭和史〈第1巻〉

「文芸春秋」にみる昭和史〈第1巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 716p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784163626307
  • NDC分類 210.7

出版社内容情報

好テーマに好筆者、常に実感溢れる時代の一級証言を記録してきた「文藝春秋」中から精選し構成する激動の歴史ドキュメント第一巻

内容説明

文芸雑誌として創刊された「文芸春秋」が、いまみるような総合雑誌へと拡大していったのは、大正15年11月号からである。この年の12月末から昭和と改元されたから、総合雑誌としての「文芸春秋」は正しく昭和の歩みとともにあったことになる。本書は創刊いらいの数多い寄稿のなかから“当事者の語る昭和史”にふさわしい作品をえらんで年代別に再編集した、文芸春秋にして初めて可能な昭和史の証言集である。

目次

大正天皇御臨終記
芥川の事ども
私が張作霖を殺した―河本大作
同志「山宣」の流せる血
田中義一の死と政界
世界記録と私―人見絹枝
浜口首相狙撃と私―中田義次
血盟団秘話
5・15事件厳正批判
荒木陸相に物を訊く座談会
松岡洋右縦横談
ゴー・ストップ問題
山本五十六代表一問一答録
人としての美濃部達吉博士
刺された永田鉄山
巨人軍悪戦苦闘記
随筆宮本武蔵
暗黒裁判2・26事件
阿部定猟奇事件
近衛文麿録
「帝大問題」総批判
常勝双葉山を屠った瞬間―安芸ノ海節男
西田幾多郎を囲む座談会
ヒットラーと悪魔
汪精衛清談録
兄・文麿の死の蔭に〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

讃壽鐵朗

5
膨大な記事の中から、満州国関連記事を読んだ2019/08/26

tellme0112

2
「ブラックデモクラシー」の中で引用されてあた「ヒットラーと悪魔」を読みたくて読んだ。読みながら、「我々の歪んだ英雄」を思い出した。権力にむしろ服従したくなるのが凡人、と。韓国は何度もこれを経験しているのだね。○他のものも大変興味深かった件。「報道の自由と圧迫を聴く座談会」。何がよくて何がだめか、規制はありがたいと、報道が言っちゃう。これか!ってかんじ。こうして萎縮がどんどん進む。イラっとする。今日の日本と同じだなと。2016/01/11

VC

2
昭和9年の記事においてナチスの人種差別を取り上げ、ナチスと仲良くなれるのかと疑問視しているところが面白い。さらに、ナチス側の日本人差別はしていないというときの、稚拙な言い訳が面白すぎるwww 本全体で言わせてもらうと、書かれた昭和~年という時に雑誌に載せられた文と、十何年後にその時代を思い返して書いた文があるので、見分けにくいのが難点2011/11/16

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