出版社内容情報
著者のことば─明治は政府も小所帯であり、ここに登場する陸海軍も嘘のように小さい。部分部分の義務と権能をもたされたスタッフたちはぞんぶんにはたらき、目的をうたがうことすら知らなかった
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キイロイネコ
6
ずいぶん前に全巻読みました。 あとで、ドラマになり、小説を読んでいいなと思った秋山好古→阿部寛、弟、正岡子規、配役良かった。 明治時代、頑張るしかない頃は小説読むだけならいいけれど、厳しい時代。司馬遼太郎さんは、主人公たちをかっこよく表現しすぎ。 坂の上の雲のドラマの配役はあっていて、違和感がなかったけれど、ドラマ見てから原作を読むのが増えてきて、イメージが違う場合？タルトタタンの夢のシェフは、違っていた2022/05/13
亀山正喜
6
イケテるビジネスマンは読んでると聞いて手にとったらハマった
CaLiLa
6
淡々と、まるで事実かの様に歴史を綴る文章。なるほど、是が“司馬遼太郎”かと思った。そして色々なメディアのイメージで、好古は“質実剛健“ だと信じていたが、実は“真面目”だが“ユーモア”のある人物なのでは、と思った。2010/12/11
ねんまに
5
読もう読もうと思っていた本作にようやく手を付けました。時代的には竜馬がゆくの続きになり、薩長のその後が描かれてたり、土佐に続いて伊予という同じく四国が舞台となった物語で入っていきやすい。3人の主人公がいるのに、それぞれの視点がスムーズに切り替わっていくのには感心しました。まだ導入という感じですが、続きが楽しみです2021/12/02
悸村成一
5
改訂11刷1986年。本文概算773枚。「あとがき」、「関連地図」付き。korean、中国、ロシア側から見れば、戦争などに関して国辱的小説かも知れないではないか。全6冊。図書館本。622015/03/23
