内容説明
24の世界の名文をテキストに日本語力、読書力をきたえる。
目次
セルバンテス『ドン・キホーテ』
夏目漱石『坊っちゃん』
シェイクスピア『ハムレット』第一幕第五場
内田百〓『稲荷』
サン=テグジュペリ『人間の土地』
古今亭志ん生『火焔太鼓』
スタインベック『ハツカネズミと人間』
宮沢賢治『なめとこ山の熊』
編・広島テレビ放送『いしぶみ(碑)―広島二中一年生全滅の記録―』
ユーゴー『レ・ミゼラブル』〔ほか〕
著者等紹介
斎藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡生まれ、東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。専攻は教育学・身体論・コミュニケーション論。教職課程で中高教員を養成。2002年から文化庁文化審議会国語分科会委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
91
大学受験用の赤本、青本のような赤本。当たり前だけど、手に取ってしまったら最後?『読みたい本』が増えてしまう恐ろしい本( ̄~ ̄;)2019/02/24
KAZOO
7
斎藤先生の好みで入れていると思うのですが、選択が非常に面白いと感じています。志ん生の火焔太鼓があったり、和辻哲郎の土下座など読んだこともないものが収められています。また本文の文字が大きく振り仮名があるのもうれしいです。2013/11/25
y.yasuyo
3
自分が読んだことがない作品を沢山読めて良かった2016/12/23
砂の中のぴぃたぁ
3
古本屋で見つけ、タイトルに引きつけられて購入。名前だけ知ってる名作を味わえてとても有意義だった。いつも読みが浅い自分としては、齋藤先生の解説がとても読み応えがあり、そのおかげで作品名を見ただけでおおよそのあらすじは思い返せるし、原作を読んでみたいと思えるようになった。当時国語の授業が苦痛で仕方なかった身としては、この教科書で心豊かになりながら学びたかったと強く思った。2015/05/19
たむらんちょ
2
志ん生「火焔太鼓」を取り上げているのに」ニヤリ。有島武郎「小さき者へ」を読みたい。「論語」はしっくりくる。マーク・トウェインは子供に薦めたい。2012/05/12