内容説明
本書は、一貫した視点から、この一年数ケ月にわたって月刊誌などに書き綴ってきた論稿を中心に一冊にまとめたものである。全篇を四つの部に分け、それぞれ「真の日本再生」のための選択について、具体論を展開している。
目次
第１章 日本の「死」
第２章 藻屑と化した平壌宣言
第３章 北朝鮮問題がつきつけるもの
第４章 米国の単独主義にどう対抗するか
第５章 「国家主権」の喪失
第６章 日中国交回復幻滅の三十年
第７章 喪われた国益
第８章 石原慎太郎総理へのシナリオ
第９章 「わかり易い政治」の危険
第１０章 「押し返す保守」の基軸
第１１章 石原慎太郎における老いと成熟
著者等紹介
中西輝政［ナカニシテルマサ］
１９４７年、大阪生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学人文学部助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を歴任。現在、京都大学総合人間学部教授。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。２００２年、第１８回正論大賞受賞。著書に『大英帝国衰亡史』（ＰＨＰ研究所、第６回山本七平賞、第５１回毎日出版文化賞を受賞）など
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