内容説明
「闘争の倫理」「科学と非科学の統一」を思索しつづけ、日本の、そして早稲田のラグビーを幾度も危地から救った第一級の指導者にして勝負師・大西鉄之祐、79年の生涯。
目次
インゴール組―楕円球にしがみついて
戦前のラグビー―「ゆさぶり」対「押しまくり」
ま、銃で撃つんだが―「闘争の倫理」の原点
「展開、接近、連続」―オールブラックス・ジュニア戦勝利まで
歴史の創造者たれ―母国イングランドとの死闘
接近の極致
テツノスケに教わったんや
デューイを突き抜ける―勝負の哲学
大西アマチュアリズム―決闘の渦中から
体協の名場面―モスクワ五輪ボイコットをめぐって
鉄になる―ドスの青春
愛情と冷徹、信頼と独断―魔術の実相
著者等紹介
藤島大[フジシマダイ]
1961年、東京都に生まれる。都立秋川高校、早稲田大学ではラグビー部に所属。86年、スポーツニッポン新聞東京本社に入社、おもにラグビー、ボクシングを担当する。92年に退社。以後、文筆業のかたわら、都立国立高校、早稲田大学ラグビー部のコーチを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。