内容説明
「食」をめぐるニンゲン万華鏡。希代の名文家が新境地を示す珠玉のエッセイ。
目次
春の章(琵琶湖の鮒鮓;霧の朝のハムエッグス ほか)
夏の章(砂漠の燗ビール;脳味噌のカツ ほか)
秋の章(大女優のおぜんざい;紅一点の天麩羅 ほか)
冬の章(神戸のトースト、蛙カツ;女の素うどん ほか)
著者等紹介
徳岡孝夫[トクオカタカオ]
1930年、大阪市生れ。京都大学英文科卒。フルブライト留学生として米シラキューズ大学新聞学部大学院修学。毎日新聞社で社会部、サンデー毎日、英文毎日の各記者、編集次長、編集委員などを歴任。ベトナム戦争、中東戦争、三島事件等を取材。ニューヨーク・タイムズのコラムニストも務めた。アイアコッカ、ニクソン等の翻訳、また時評に健筆をふるう。1986年、第三十四回菊池寛賞受賞。1991年、『横浜・山手の出来事』で第四十四回日本推理作家協会賞受賞。1997年、『五衰の人―三島由紀夫私記』で第十回新潮学芸賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。