東大生はバカになったか―知的亡国論+現代教養論

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163578507
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0095

内容説明

本書は、ここ数年間に、著者がさまざまのところで、大学問題、大学教育の問題(学力低下問題、教養教育の問題)について書いたり語ったりしてきたことをまとめたものである。

目次

知的亡国論
文部省が世界最低にした日本の大学―私の東大論(1)
東大法学部卒は教養がない―私の東大論(2)
東大法学部は「湯呑み」を量産している―私の東大論(3)
東大生諸君、これが教養である―私の東大論(4)
立花臨時講師が見た東大生
私の東大初講義
東大生はバカになったか?
現代の教養―エピステーメーとテクネー

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒。文芸春秋に入社した後、再び東京大学哲学科に再入学し、在学中から評論活動に入る。74年の「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文芸春秋」11月号)は首相の犯罪をあばいて社会に大きな衝撃を与えた。社会的問題のほか科学技術など、その活動領域は広い
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nekozuki

13
東大に入るほどの学力はなかったが、教養の必要性を日々痛感するものとして知識人が現在の教育環境についてどのように考えているのか気になり読んでみた。 20年以上前の東大生の学力に焦点を当てた教養教育ないしは高等教育そのものの問題を検証している。ゆとり教育開始以降の学力低下は現在でも挙げられる問題ばかりであり、著者の懸念は的確に教育改革の悪影響を予測している。ゆとりど真ん中の私としては、自己努力で欠けた知識の補完を継続していく必要性を常々感じている。2019/10/16

Taka

7
巨星落つと図書館で特集が組まれていたので借りてきてみた。東大のレベルも下がったなやれやれということなのだが、この情報が氾濫する中どこまでやれば認められるのか私はわからない。教養の目的とは改善する能力を養うこと。エピスラーメ。知識。ラクネー。技。教養とは耕すこと。うーむキラキラ系を要領が良いだけと言って。専門バカ。タダのバカ。それを率いるバカ。己をカルチベートしていく。人類社会の遺産相続。地球人感覚で物を見る。ベーコンの学問の分類の美しさ。人類のダークサイドを知れ。どう対処していくか。学ぶとは己にとって2021/06/27

魚京童!

7
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1479.html2014/03/15

ころこ

4
本書は雑誌に掲載された記事や論文の集積です。きっかけは東大生ですが、文部省が推進してきた授業の負担軽減による学力の低下を問題にしていますので、他の大学生を含めた若者の学力低下に警鐘を鳴らしているのだと思います。2016/11/09

悠々人

4
全ての教師、教授、これから学校の先生になろうとしている人達に是非 読んで欲しい。2014/11/08

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