内容説明
山形「そば街道」に燦然と輝く名店の仕事を、精密カラーを駆使して解き明かした垂涎の書。
目次
“混合の技”に魅せられて
屋号命名の由来
大丈夫な粉を見極める大丈夫な眼
銀座暮らしから得たもの
芦野又三、上京す
“うす毛利”の登場
粉碾きは裏方仕事に非ず
行く着くところは原材料
鯖節を混ぜるという“天啓の奇手”
身欠き鰊の味噌煮と鰤大根
蕎麦打ちにとって秋新とは何か?
夢幻の味、タネコ蕎麦
蕎麦切りとガレット
平成十二年の新秋
見果てぬ夢
物語の、その後
著者等紹介
里見真三[サトミシンゾウ]
東京・世田谷生まれ。岐阜女子大学観光文化学科教授。料理の世界に生きようとして高校2年の時にラーメン店を開くが半年で挫折。慶応義塾大学で18世紀フランス文学、近代経済学を修めてサラリーマンとなる。しかし食への関心は一向に失せず、後年、全国の美味を収める『ベスト・オブ・ラーメン』『すし』『蕎麦』(文芸春秋刊)など一連の原寸写真集「ベスト・オブ」シリーズを世に問うた。背丈に合った飲食を楽しむ“B級グルメ”の提唱者
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