内容説明
十七歳で逝った天才詩画人・山田かまち。彼の誕生から死まで、共に過ごした短い日々を母が初めて振り返った、渾身のドキュメント。
目次
命名「かまち」
木製の子ども自動車―芽ばえ
鯉のぼりは本当に泳いでいる―幼年期
ママの手はエンピツの匂い―小学一年生
あいじょうかんずめ―小学二年生
竹内先生との出会い―小学三年生
作文「おかあさん」―小学四年生
八畳間のステレオ―小学五年生
運動が苦手な学級委員―小学六年生
勉強は学年プラス一時間―中学一年生
「僕には嘘なんてつけないっ」―中学二年生
雑巾の枚数―中学三年生
真っ赤な細いジーンズ―予備校時代
エレキギター―高校一年生
八月十日
かまちとの対話