内容説明
老親を抱え、在宅介護に行き詰まった時、あなたならどうするか?2年半にわたる定点観測で見えてきた人間たちのドラマ。
目次
第1章 特養老人ホームの人びと(異食―手にしたものを何でも口に入れてしまう;生活の場―「お年寄りが笑顔で暮らせることが何より大切」;音楽療法―痴呆の老人も感情表現が豊かになる ほか)
第2章 家族とホーム(家族―年に一度の家族会。老人さんたちはこの日を楽しみにしている;過去―家族を捨てて駆け落ちした母。面会に訪れる息子の胸中;息子―痴呆の母親が徘徊して向かう先はなぜか「実家」 ほか)
第3章 老人さんの「生きがい」(介護保険―コロコロ変わる制度の複雑さに忙殺される寮母たち;夜のホーム―重労働のオムツ交換。プロ意識か、やさしさか;先生―アルツハイマーの元教員を「ボランティア」として通わせる ほか)
著者等紹介
山内喜美子[ヤマウチキミコ]
1962年、福岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宮崎放送アナウンサー、「サンデー毎日」記者を経て、フリー。生老病死をテーマに著作を続ける傍ら、テレビ・ラジオ出演、講演、司会、シンポジウムのパネラーなど多彩に活動している。会社員の夫、小学生の娘と千葉県八千代市に在住
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