内容説明
チベット、モンゴル、シベリア、南の孤島…。旅先における喜怒哀楽の一方では、「初めて書いた本」「初めて撮った8ミリ映画」にも思いを馳せ―旅と日常が渾然となった、シーナ流人生の醍醐味。
目次
ガンズとカツオ
チベットにおけるフライド・エッグの煩悶
旅の宿
チンポコ島滞在記
すっぽんの首
たびのねるだす
南の島の木の話
アタマのもんだい
ノブゴロドの怪夜:犬猫雑記
五万トンの紙吹雪
オペラ座通りの怪人
8と16の物語
初めて書いた本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がるっち
9
椎名誠、大学時代はあの文体が好きで、講演会も聞きにいったことがあるが、今読むとバブルの産物と思ってしまう。これらエッセイには、ちょいと書きなぐり感があって面白くない。でも旅行には出かけたくなった。2014/02/12
takeapple
4
文春だけど新宿赤マントではない、旅エッセイ。2001/02/12
ジュイー
2
椎名誠が近ごろお気に入りとなり、続けて読んだ。ふむふむ、と頷いてしまうような面白さにも満ちているし、どうもツボに合ってしまうようで、段落の末尾に入るようなセルフ突っ込みに随所で笑ってしまう。これを読む前には、彼のエッセイではとんでもない冒険譚やおどろきのご馳走について軽快に語られる、という印象があった。でも、この本はやや「インドア」な雰囲気があってシーナ初心者にはちょっと新鮮だった。ちょうど1冊前に読んだ「足のカカトをかじるイヌ」の話は、こちらで見事に明らかになった。2016/04/12
tu-ta
2
連れの本棚にあった本。ま。どうでもいいような本だが椎名文体、久しぶりに楽しんだ。2011/08/19
1977年から
1
2001年