出版社内容情報
太平洋戦争中、南洋の激戦地から父母、妻子、恋人などに宛てた兵士たちの私信を新たに発掘。解説とともに紹介する、感動の記録
内容説明
太平洋戦争中、前線の兵士たちが愛する家族に遺した「最後の声」に耳を澄ましてほしい!真珠湾攻撃で戦死した19歳の航空兵から、冤罪にも従容として死についた62歳の中将まで、82人の遺書・書簡・日記。彼らが命と引きかえに伝えたかったものとは。
目次
第1章 前線と銃後と(布哇(ハワイ)上空快晴であつて呉れ
僅少デ済マナイガ無一物カラ築イタ汗ノ結晶ダ ほか)
第2章 惜別と望郷と(さやうならさやうならさやうなら;兄は大元気で征つて来る ほか)
第3章 覚悟と死と(職ヲ最重要ナル航空隊第一飛行隊長ニ奉ジ;良く死んでくれたと褒めて下さる事と信じます ほか)
第4章 戦と愛と(第二の夫を求めてたのしく暮さねば駄目だ;実子の如く可愛がつて慈愛の中に育つた ほか)