出版社内容情報
伝統と矜持のある出版社の終焉は言論という人格の死、文化の死。その盛衰の一部始終を愛惜し、再生を祈って書かれた感動の一冊!
内容説明
中央公論社は、なぜ自主的活動に終止符をうち、読売新聞社の傘下に入らなければならなかったのか?それはかけがえのない、ひとつの文化と時代の終焉。本書は、内紛の渦中に身をおいた著者が、初めて明かす、貴重な歴史的証言であると同時に、言論とは人格にほかならぬ、という信念を生きた一編集者の真率な手記である。
目次
第1部 回想(修業時代;七十周年記念祝典;『婦人公論』と『思想の科学』;60年安保と「風流夢譚」事件;『中央公論』編集次長;出会いの季節)
第2部 修羅と愛惜
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- 和書
- 統計学を哲学する