日出づる国の「奴隷野球」―憎まれた代理人・団野村の闘い

日出づる国の「奴隷野球」―憎まれた代理人・団野村の闘い

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163556802
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

幾人もの日本人プロ野球選手にメジャープレイヤーへの道を開いたダン野村への取材をもとに、初めて明かす日本野球の衝撃的真相

内容説明

野茂、伊良部、吉井は、なぜ、「日本球界から最も嫌われる男」に自らの命運を託したのか?はじめて明らかにされた、「大リーグ入り騒動」の衝撃の真相と、選手の人権を無視するプロ野球の驚くべき内情。

目次

第1章 開拓者、野茂英雄
第2章 団・野村が学んだこと
第3章 伊良部を翻弄した“契約”
第4章 ドミニカ共和国
第5章 将来を考える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

30
日本の野球選手がメジャーに挑戦する黎明期の話です。当時団野村さんにも球団にはいいイメージがなかったですが、団野村さんについては多少理解できました。このような苦闘の後に今があると感じます。2025/02/24

西澤 隆

6
「アメリカ人に日本のヘンな所を指摘されて共感できる僕エラい」という時代は、確かにあった。ホワイディングさんはきっちり「ニーズに合致」した文章を書いている。今読めば「アメリカンスタンダードに合致しない連中は野蛮」。おなじトラブルでもアメリカで起きれば必然で日本だと「人権意識がないから」になる。ハーフを差別する日本人を強烈に皮肉りながらも自らは延々「日本人ならこう言われても当然」を繰り返す。代理人を雇うことが新しかった頃のゴリゴリと「こじ開ける」感じ。案外文庫での改題は時代の変化にほどよく対応しているのかも。2018/10/23

koi

3
僕も当時、団野村はカネカネ言ってロクでもないやつだと思っていましたが、この本を読んで少し考えが変わりました。長期間、年俸を非常に低く抑えた上に、契約を断れば他所でプレーできなくするやり方に対して、当時カープアカデミー出身の選手たちが団野村に協力を求めたのは、理のないことではないと感じます。「表に出す出さないは別にして、人間はみな心のどこかに差別心を持っている。(…)日本人は差別心を、個人では出さなくとも、集団で露にする。」見透かされた気分です。2018/02/16

ちゅん

3
当たらずも遠からずではあるものの、日本プロ野球を鋭くぶった斬った一冊。当時は国賊扱いの団野村でしたが、今読み返し、その有能さを感じます。サッチーはやっぱり…なのね(^-^;2015/09/05

あくびペンギン

1
団野村の話やっぱ沙知代はクズいヤツだった。2012/12/03

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