出版社内容情報
日本映画の再興を願い、尊敬するJ・フォードへの思いを開陳し、愛した百本の映画を公開する。すべての黒澤ファンに贈る熱き遺言!
内容説明
「芸術家と呼ばれるよりも、職人と呼ばれたい!」…世界の共通言語たる映画の隆盛を願い、撮影の現場と職人たちをこよなく愛した黒沢明の熱き言葉を聴け!いま甦る巨匠の肉声。井上ひさし氏、山田洋次氏との座談、黒沢和子さんの亡き父へのオマージュ併録。
目次
第1章 黒沢明・独言(映画界にふたたび狼火を;『ジョン・フォード伝』を読む;『まあだだよ』と映画の職人たち)
第2章 黒沢明・座談(『七人の侍』ふたたび(井上ひさし;山田洋次;黒沢明)
夢は天才である(井上ひさし;黒沢明))
第3章 黒沢明・瞑る(さよなら、パパ;黒沢明が選ぶ百本の映画;夢の中の父に励まされて―ちょっと長めの「あとがき」)