出版社内容情報
ペルー日本大使公邸占拠事件で人質とされ、解放までの百二十七日を過ごした十三人の日本人。囚われの日々の、未だ知られざる事実
内容説明
これこそが公邸内の真実だ。MRTAの素顔、焦燥の日常生活、幻の脱出作戦…囚われの身となった商社マンが記す民間人初の証言。
目次
第1章 ゲストから人質へ
第2章 橋本首相への手紙
第3章 囚われの身の新年
第4章 交渉決裂
第5章 知られざる日々
第6章 解放のとき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミントン1209
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当時のフジモリ大統領の娘さんが立候補したことで思い出されることとなったペルー大使公邸占拠事件。被害者が犯人に対して過度の同情や行為を抱くことを指すストックホルム症候群との対比で、事件が基になったリマ症候群と合わせて知りたくなり読んでみました。今となっては最後突入によりあっけなく突入したことと犯人グループが全員射殺された記憶しかありませんが、器用な著者のイラストで中の様子が知れて面白かったです。日本人の海外駐在員らしいエリートのゆるさが垣間見れた気がします。2016/06/05
りょう
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丸紅現地支社長によるペルー大使公邸占拠事件の人質回想録。大使館跡はまだ廃墟として残されている。15年という期間が経っても、現地にはまだまだ色褪せない記憶が残る。2012/01/30