スペインゴヤへの旅

スペインゴヤへの旅

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163542003
  • NDC分類 723.36
  • Cコード C0026

出版社内容情報

国王・貴婦人から神話、戦争、民衆、乞食まであらゆる絵を描いたゴヤ。その生涯をたどりながら数々の傑作で読み解くスペイン社会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おとん707

8
スペインに長く暮らしスペインを熱く語る作者によるゴヤの評伝。立派な装丁の単行本で中丸明を知らなければ正統的な評伝と勘違いしそうだがそこは中丸明、ここでも中丸節はさく裂。例によって歴史の舞台の人々を王様であろうが貴婦人であろうがお構いなしにその下半身の活躍に視線を集中させて描き出していく。また、愚か者と判断すれば王様であれバカ、大バカなどと書くのも憚らない。でも評伝としてはちゃんと筋が通っているし、小さくて白黒ながら挿入されているゴヤの絵も話の展開にうまく呼応している。些か品位には欠けるがユニークな評伝。2022/06/04

P-man

2
この本はすごい!ジャンルにすれば伝記・評伝になるだろうが、使われている言葉はまぁユーモアもお下品さもタップリだ。17年前の本で少し読みづらい文字もあるものの、大いに笑い、そして「そうなのか!」と膝を打った。 ゴヤの生涯を年表や大まかな出来事だけで知ったような気になっていたが、スペインは超コネ社会!だからアラゴンのど百姓であるゴヤがコネで出世したのは当然だったり、当時の通りは今も網目から乳首を出した売春婦で賑わっているなど、机上の専門家とは違う、現地で生きる人間の専門家により書かれる文章だ。コーニョ!2015/06/01

てら

2
ゴヤは面白い。同時代の葛飾北斎との近似も面白い。

ぽてまる

0
神保町の古本屋で出会ってつい購入。当時の風土など知らないことも多く新鮮。ただけっこうゲスい内容や表現が多い。あくまで作家による書籍なので、はんぶん小説のつもりで読んだほうがよい。2021/01/19

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