みんな夢の中―マイ・ラスト・ソング〈2〉

みんな夢の中―マイ・ラスト・ソング〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163535005
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

なつかしの小学唱歌から、「海ゆかば」「唐獅子牡丹」まで。今わの際に聴きたい曲に託して、人生の哀歓、男のロマンを綴ったエッセイ

内容説明

壮大な鎮魂曲「海ゆかば」、焼跡の街を彩った「東京の花売娘」、そして、「日本の母」たちに歌い継がれてきた「朧月夜」や「故郷の空」など、懐かしい歌への追憶。

目次

みんな夢の中
東京の花売娘
小学唱歌
青年日本の歌
ゴッド・ブレス・アメリカ
林檎の木の下で
特別攻撃隊斬込隊
海ゆかば
円舞曲
茶目子の一日
カタリ
北へ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nonpono

1
あなたの人生の最後に聴きたい歌はなんですか。久世光彦のマイラストソングシリーズ。知っている歌は、またしみじみと聴きたくなる。知らない歌は、しゃにむに探して、出会いたくなる。そんな魔力を抱く本書。帯より「ラストソングを選ぶということは、自分の人生をどんな気持ちで終わるかということである。」。久世さんが泣きたいような心情で懐かしむ歌の数々。戦前の歌が多かったが、昔の歌の歌詞の言葉の持つ豊穣さよ、美しさよ、余韻よ、そこに酔い、舌を巻いた。歌の持つ力や奥行きを感じる一冊。2023/04/13

小竹

1
人生の幕引きのときに聴きたい曲は何か―。著者にとって懐かしい歌(戦前のものが殆ど)を鍵に、次々と手繰られていく記憶を綴った1冊。私にとってはほぼ全てが知らない曲であったにも関わらず、温かく嬉しいような、どこか寂しいような読後感に満たされる。この人の言葉の選び方はモノクロ調で美しい。途中、どう読んでも内容が重複する部分があり「はて?」と疑問に思ったのだが、どうも雑誌「諸君!」の連載をまとめた1冊であるということが原因とみた。そのあたり、書籍化時に綺麗にすれば宜しかろうに。その点のみ残念。2018/03/11

ナウラガー_2012

1
この後の続編は、本書の倍以上の収録数。よって、感想はそこに。2017/08/15

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