出版社内容情報
草野球なみのフランスの選手に八年間、手とり足とり野球を教え込んだ吉田義男。二度目の監督解任後、パリでみつけた人生の生き甲斐
内容説明
阪神タイガースが変わった!戦う集団への改革に挑む阪神監督吉田義男。三度の監督復帰劇の裏に泥まみれでフランス野球に取り組んだ雌伏の7年間があった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひでちん
2
関西圏では否応無くマスコミの注目の的になる阪神監督になる事3度‥‥天国(現行阪神唯一の日本一監督)も地獄も味わった吉田義男さん。 文化も気質も全く違う上、野球後進国のフランスで長年ご指導されてきた功績や御苦労は計り知れない‥‥ 3度目監督時のドラフトで、今岡・濱中・井川・坪井等の獲得や当時中日の2番手捕手に甘んじていた現監督矢野を大型トレードで獲得、また、当時まだまだ荒削りだった新庄・桧山を辛抱して使い続ける等々‥‥吉田さん退任後2000年代2度のリーグ制覇の中心選手達を多く見出だされたのも吉田監督。2021/10/15
Eiji
0
昔、阪神の大スターだった。牛若丸と呼ばれる程の守備の名手だった。現役時代につけていた背番号23は阪神の永久欠番になった。85年日本一になった時の監督だった。フランスに行っていた。今の阪神の監督である。僕の吉田義男像はカンタンに言うとこんなもんだ。この本は、その中でも野球後進国のフランス野球に取組んだ吉田義男が描かれている。何よりも野球が好きで、何よりも阪神タイガースが好きな人だと感じた。来年、監督を続けるかどうか分からないが、頑張って欲しい。1998/09/30
koi
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名作だと思う。90年代阪神監督時代の冴えない印象しかないムッシュが、こんなにがんばっていたなんて・・・! 何かで一流になった人には、ぜひその分野で裾野を広げる活動をしてほしいなあと思います。2011/03/08
darekun
0
傑作。2007/09/17