出版社内容情報
繰り返す入退院、執筆の苦しみ……遠藤周作を陰で支えつづけた妻が語る、知られざるエピソードの数々、そして死の瞬間のメッセージ
内容説明
この妻なくして、作家遠藤周作はありえなかった。苛烈な闘病生活、最期のメッセージ、母との絆…今、明かされる感動のエピソードの数々。
目次
第1章 死は終わりじゃない―最期のメッセージ
第2章 ホーリィであれ―母の力
第3章 母からのバトンタッチ―出会い・婚約・新婚生活
第4章 雪月花―夫婦の絆
第5章 謎の踏み絵―文学の道程
第6章 愉しみの日々―樹座・軽井沢・イスラエル
第7章 「復活」の意味―『深い河』をめぐって
第8章 夕焼け雲の啓示―医療への提言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
18
遠藤周作と夫人との固い絆。死の間際の様子まで、婦人が細かくインタビューに応じ、遠藤周作という作家の印象は、わたしの中ではますます深まっていきます。2016/11/03
yori
3
★★★★☆ 人生の数分の1の時間を闘病に費やし、大作後には決まって体を壊していたと言う。まさに命を削っての執筆だったのだな。。「深い河」が出版された時に亡くなったそう。「深い河」はとても衝撃を受けた作品。2011/11/04
takao
1
ふむ2024/07/28
ねこ
1
『深い河』の真意が探りたくて読んだ。大当たり。新婚の遠藤夫妻は貧乏暮らしするが、二人とも育ちがいいからごっこ遊びしてるみたいで無邪気なんだなーとか、遠藤周作一家を含む色んな側面がみられて楽しかった。2014/01/17
シャーリー
0
遠藤周作さんの生前の貴重なエピソードがたくさん盛り込まれていて、心が温かくなりました。2011/01/25