出版社内容情報
世界中を騒然させたブラジル戦の大金星。だがチームには不協和音が日増に高まっていた。史上空前の快挙の裏で何が起きていたのか?
内容説明
ブラジル戦の奇跡は栄光への序章にすぎない。メキシコ以来、28年ぶりのオリンピック出場を果たし、チーム内外にいくつもの「断層」を抱えながら史上空前の快挙をなし遂げた日本サッカー。そして、アトランタ世代の闘いは、フランスへ、21世紀へと続いていく。
目次
第1章 奇跡と真実
第2章 西野朗の告白
第3章 ハーフタイムの出来事
第4章 中田英寿の肖像
第5章 経験というタマゴ
第6章 川口能活の叫び
第7章 キャプテン・前園真聖
第8章 祝祭の終わり
第9章 アウダイールの笑顔
第10章 ジェネレーションA
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
23
図書館でリサイクル本に出されていたので引き取ってきました。マイアミの奇跡と言われたアトランタ五輪のブラジル戦の後のナイジェリア戦のハーフタイムで起こった西野監督と中田英寿の衝突を色々な人とのインタビューで何を皆が考えていたか描いたノンフィクション。攻撃と守備の選手の亀裂が衝撃的でした。中田英寿が監督や選手とコミュニケーション取っていたら、小倉が帯同していたら、前園がもっと大人だったら…色々なifが浮かんで来る。2018/12/24
わいほす(noririn_papa)
2
本棚から取り出して再読。あの日、あのマイアミの奇跡を起こしたピッチに、たしかに彼の姿があった。松田直樹選手。その早すぎる死に追悼をささげ、さらに若き日の彼の姿を思い浮かべた。2011/08/04
宮崎太郎(たろう屋)
1
【再読】 サッカーのスポーツノンフィクションものがまだまだ少なかった時代。専門誌以外で読めるサッカーはあまりなかったです。ドーハ以降、サッカーを見ることになった物にとって金子さんの文章はとても魅力的なものでした。懐かしかった。2020/05/18
鈍足君
1
引越しをしたため、読書の時間が取れず。あ〜ストレスが溜まる〜(泣)。その間、少しずつ読んだのがこの本ですが、選択を誤りました。アトランタオリンピックで日本がブラジルに勝ったのはいいけど、そのあと、チーム内の人間関係にヒビが入り、ガタガタに。チームスポーツはやったことがありませんが、けっこう難しいんですね〜。一流のアスリートの中にはオレがオレがというのが多いのかもしれません(だから一流になれたのかも)。だけど、最近の選手、たくましくなりました。期待してますよ!2017/03/11
浩平
1
大好き2011/01/04