出版社内容情報
日本だけが悪いとみなす自虐史観にNOを唱えた「自由主義史観」のオピニオンリーダーが放つ教科書が教えるべき歴史教育のすべて
内容説明
自分の国がそんなに嫌いですか?慰安婦問題等の虚報に政府が迎合した結果、誤った史実が社会科教科書に流入した経緯を検証し、「自虐史観」病に冒されている日本人の歴史観・精神構造を鋭く解明した画期的労作。「新しい歴史教育」のためのバイブル。
目次
1 教科書に見る「自虐史観」の病理
2 「慰安婦」問題に見る「自虐史観」の病理
3 マスコミが煽動する「自虐史観」の病理
4 教育現場と市民団体の「自虐史観」の病理
5 「自虐史観」を超えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大泉宗一郎
6
あらゆる史観から解放された教科書作成を目指す「新しい歴史教科書をつくる会」創立者の著書。講演に参加したとき「水曜デモに参加しているお婆さんたちは全部北朝鮮の工作員だと聞いた」という著者の発言が強烈で、拝読。自らを切り捨てた左派への憤りや、生真面目な性格ゆえに「つくる会」を発足させた経緯もある程度理解できるが、講演同様の断定的口調と強い言葉を連ねたアジテーションにはやはり辟易した。情動を理論武装しても情で繋がっている者にしか伝わらないことが多いが、それでも著者らがかつてムーブメントを起こした事実は大きい。2021/05/09
ロラン
0
2016年現在ではほとんど読まれなくなってしまっている著作のようですが、私は読む価値があると思います。特に、歴史教育に関わる方にとっては必読書であるとすら思っています。学校教育により教えられ、当然だと思っていた歴史観は、実は東京裁判とマルクス主義的運動に歪められた歴史観であることについての、告発の書。従軍慰安婦問題というナーバスな問題にも紙数が割かれています。著作自体のネームバリューはいまひとつながら、間接的な影響力はきわめて大きかった書物であり、日本の右傾化に貢献してしまったことが残念です。
lost
0
スマートじゃないね。2010/04/20
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- 和書
- 反折口信夫論