出版社内容情報
厳しい時代だからこそ、リーダーたるものは気概をもたねばならない。みな肝心のことを忘れてはいないか。「日本の良心」との熱き語らい
内容説明
廃墟の中から自由で民主的な新生日本を目指したときのあの気概を我々はいつ忘れたか。「日本の良心」との熱き語らい。
目次
日本の美しい心(藤沢周平)
半世紀の「日本の政治」(京極純一)
今こそ“ゲンコツつきの社外重役”を招け(阿川佐和子)
二十一世紀を男としてどう生きるか(内橋克人)
「満州」という名の物語が終わるとき(浅利慶太)
平成恐慌は来るか(中村隆英)
あの戦争とこの半世紀の日本人(吉村昭)
フランスという国、フランスという人々(河盛好蔵)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
18
あまり良い内容ではなかった。いかにも戦後知識人という感じで、緊縮財政押しであったり、軍隊と戦争を見境もなく拒絶し、フランスは貴族を尊敬している国とまでのたまう。はっきりいって誤認も甚だしい。一方で、企業に関わる対談は面白かった。著者は、企業小説を書いているほうが良いと思う。2017/03/13
FK
0
2004.8.5読了。河盛好蔵 (フランスは)文化的な野蛮国です。文化の盛んな野蛮国ですよ。とにかく、インテリが威張っています。(P.163)/おしまいの吉村昭との対談では、お互いに徒党を組むのが嫌い、と。組織に属するのはもうこりごり、と。軍隊経験からくるもの。命令されたり指示され たりはご免というわけ。権威も権力も同様。
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