出版社内容情報
バリ島で神の山に登る、久しぶりの文芸公演、星降る町で自作映画の上映会……。シーナの日常がぎっしりつまった、シリーズ第八弾!
目次
なぜ火を吹くのか
春雷雨漏りタラバ海老
再会の山里
アセトアルデヒド話
ギョーザのような月がでた
SM的逡巡
六月の北帰行
オーハ島喜譚
やさしい男とつよい女
発作的旅館問題〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまゆ
9
最近のコトバが乱れてるとか何とか言っちゃって、すかさず"チョー"とか"どうのこうの"とかわざと書いてるのが笑える。さりげない日記ふうなのに、なぜかどんどん読みたくなる。沢野さんの赤マント、大好き。2014/03/03
そうたそ
9
★★☆☆☆ たまに読みたくなるシーナ氏のエッセイ。シーナ氏のエッセイも玉石混交なので、シーナ氏のファンならすべて読むべきだと思うが、シーナ氏のファンでないならば、この本は読む必要がないだろう。エッセイ、というよりは、シーナ氏の備忘録or近況報告的なもの。図書館に行ったら、山のようにシーナ氏のエッセイが並べられていたので、適当にこの本を手に取ったのだが、個人的にはハズレ。沢野ひとし氏の挿画はいつもながら椎名さんの世界観に合っているなあ、と思う。何月か経ったら、またシーナ氏のエッセイを読みたくなることだろう。2013/06/23
takeapple
6
ギョーザのような月っていいなあ。1997/09/15
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
6
週刊新潮「赤マント」エッセイのシリーズ第8弾。この時代のシーナさんは、北へ南へ国外へと駆け巡り、小樽近郊の山の上の別荘にもよく行き、何本もの連載原稿に追われる日々の一方で、大勢の集まる宴会はもういいと思い始めた頃。このアクティブさが、中々できることではない故か、小気味よく感じられる。2011/04/16
Gen Kato
5
再読。「やさしい男とつよい女」、考えさせられます。2016/02/04
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- 和書
- 津波と原発 講談社文庫