出版社内容情報
ソ連共産党中央委員会国際部にあって、長らく対日政策を担当してきた人物の回想録である。コワレンコは、ウラジオストックの極東総合大学で日本語を学び、第二次大戦中に赤軍政治部に入り、戦後は日本人捕虜問題を扱うところから一貫して対日政策の中心にいた.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』140-141頁、より)
内容説明
瀬島龍三氏はシベリア抑留中、何をしたのか?日本共産党、日本社会党の果した役割は?創価学会・公明党、自民党との真の関係は?中川一郎の死の背後に、何があったのか?日本のジャーナリズムの“友人たち”は何をしたのか?日ソ関係のすべてを知る男「闇の司祭」の手記。
目次
1 日本と私―自己紹介にかえて
2 日本降伏
3 日本人捕虜とともに
4 スターリンの誤算
5 除隊
6 いわゆる日本問題について
7 袴田里見の悔恨
8 停滞する日ソ関係
9 社会党・公明党・民社党・自民党
10 民間外交の成果
11 国際事件の裏の裏
12 ラストボロフとレフチェンコ
13 第四権力の友人たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
17
帝政ロシア時代にウクライナから極東に移住し、急速にロシア化。本人はさらにソ連化し、日ソ関係の生き字引になった。旧軍、政財官、報道、民間のあらゆる大物の実名が登場する。影響力工作が深く浸透していた実態を突きつけられる。不愉快な内容もソ連の真実。出版から約30年が経過、さらにソ連が崩壊し、外部環境は激変したが工作の型は不変。一方、SNSにより型は融通無碍な形になった。米国は影響力を維持しているが、替わりに中国が台頭、南北朝鮮という変数が増えた。自主独立を保つには我々自身が速く変化し、変化自在になることが必要。2025/12/29
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