五十年目の日章旗

  • ポイントキャンペーン

五十年目の日章旗

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163519500
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

インパール作戦で無残な死を遂げた兄。その兄の名を記した日章旗が戦後五十年目の夏、偶然見つかった……。実話に基くエッセイと小説

目次

五十年目の日章旗(日章旗出現;出征;二十八年の生涯;軍隊というところ;兵営での生活;インパール作戦;敗戦は救いだった;五十年目の日章旗;遺族はいまも;責任をとらぬ心性;その後判明したこと)
スタンド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白猫の単語

1
「史上稀に見る愚劣きわまる」インパール作戦で兄を亡くした筆者の記したノンフィクション小説。引用文多し。作戦の立案、遂行者である牟田口廉也中将および統帥権を縦にした参謀本部を繰り返し激しく非難している。作戦もお粗末だが責任をとろうとしない態度はなお許し難い、と戦後五十年経っても彼の怒りは治まらない。(戦後ものうのうと生きた)牟田口の墓を暴いてやりたいという恨みの深さは即ち肉親を失った悲しみの深さなのだと理解はできる。しかし怒りの表現方法として、あまりに感情的な口調はどんな場合でも逆効果だ。2014/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2415806
  • ご注意事項