出版社内容情報
強さに加えて個性的な人柄でも知られた升田幸三元名人。自ら「名人の上」を名乗った不世出の棋士の知られざる側面を未亡人が語る
内容説明
厳しさの向こうに愛情があった。自ら「名人の上」を名乗った不世出の棋士とその妻の半生。
目次
普通の人とはだいぶ変わっていなさる
引っ越しを境に上げ潮に乗る
来たるをいとわず、去るを追わず
梅原画伯からのあたたかい手紙
母と愛犬と
「痛い」とは一度も言わなかった
勝負師としての美学
木を折り焚き火を楽しむ
「広い家はいい」
引退と口答え
晩年の風景
陣屋への思いを残して
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうはな
1
天衣無縫・豪放磊落のイメージがあったが、妻の語る升田は、「柔」。慈愛に溢れる、これまでのイメージとはまた違った魅力的な姿。2018/02/09
推空P
0
おわかりならよろしい。2017/08/17
てらさか
0
また再読。夫婦仲の話はもっともっと知りたかった。2020/02/22
てらさか
0
そこはやはり大正生まれというか、けっこう男尊女卑というか。でも引退してからはちょっと変わったとあるのでほっとした。挿入されている写真はとても和む。追記:カバー下の写真がオフショット感があってとてもいい、タバコ吸う姿がステキ。2018/12/16