からだの文化誌

からだの文化誌

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163512907
  • NDC分類 380.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

頭、唇、乳房から涙、息、老いに至るまで、人間の「体」を詩人や芸術家はどう表現したか?多数の図板と共に考察する人体の小宇宙

内容説明

本書は、おもに文学や美術を題材にして、「文化」としてのからだを論じる。

目次

1 からだの文化論(頭;顔 ほか)
2 からだの記号論(髪;眉 ほか)
3 からだの演劇論(息;血 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダンスにホン!ころりん

4
19960225第1刷 151027読了 人間の身がまえの衰えは気がまえの衰えに通じる。塾ばかりに通わせていると扁平足やかかとで歩くようになり、ひいては情緒不安定で頭も悪くなるという皮肉なことになってしまう。いずれにしろ人体で一番見えにくい足の裏こそ社会の変化を映す鏡なのである… 時代とともに変わるもの変わらないもの、大きく様変わりした日本人のからだ。便利さゆえに使わなくなりすっかり鈍った感覚とか、子どもの頃の感触とか懐かしく思い出した。 この本で思い出した事、これからも大切にしたい2015/10/27

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

0
【ココロの琴線に触れたコトバ】日本語には「目」の入った慣用語がやたらに多い。(略)それというのも、日本人が視覚的な国民だからだろう。2015/11/26

396ay

0
そんなに役に立たなかった。漱石のこと全く書いてない2021/08/25

西葛

0
医学的立場からの「体」を文化の観点から東西横断的に解剖していくエッセイ集。日本語で腰に当たる西洋語が以外になかったり、逆に西洋では足に該当する言葉が複数見られたりと、その文化圏の価値観で身体用語の解像度が変わってくる。相当数引用されていた井原西鶴の「好色一代男」も当時の日本の俗感を知れて良い。2019/09/25

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