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出版社内容情報
終戦の年からブラジルの日本人社会では日本の勝ちを信じるカチ組と敗けを認めるマケ組とが対立し、テロで二十三人の命が失われた
目次
第1章 日本は勝った!
第2章 世紀のサギ事件
第3章 永住か帰国か
第4章 母国と養国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フォロワー水増し野郎
1
太平洋戦争終結の玉音放送。1945年放送時。地球の裏側のブラジルの日系人社会では、本土とは全く異なる文脈で受け止められいて…。という内容。ブラジルの日系人社会では、英語が読める一部のインテリ層を除いて、戦争終結から数年経っても日本勝利を信じていた人間が多数いたという驚きの事実。面白さはイマイチですが、重要な本です。
lily
0
半ば騙された形で進められた日本人のブラジル移住。原生林を開拓して努力していった1世への対応は、戦争が始まると土地や財産の接収という形で厳しくなっていく。ブラジル政府からは「サンパウロに第二の満州を作る」と解釈されたのだ。また、戦後は勝ち組と負け組に分かれて日本人同士で抗争が繰り広げられてしまう。もはや事実ではなく、互いの精神根性の諍いに終始してしまうところがやるせない。NHKBSで放映されていたものの忘備録として。2016/01/06
Livroschu
0
もう少し前に読んでおけばよかった。 情報格差につけこんだ色んな犯罪行為。さぞ悔しかっただろう。2021/09/09