出版社内容情報
政局大乱世も所詮は、田中角栄的なる物の遺産を巡っての争いでしかない。小沢、竹下を軸に村山、河野、武村等の権力欲の構造を解く
内容説明
ウォルフレンを凌ぐ日本政治論の決定版。わずか六年の間に七人の総理大臣を蕩尽し、世界秩序の大再編の嵐の中でひとり立往生する日本。そうした「平成」の大乱世の底部に潜む権力構造の謎を遂に解明した画期的労作。
目次
第1章 「戦後民主主義」と角栄の弟子たち
第2章 「戦後平和憲法体制」と象徴天皇制
第3章 日本ゴーマン時代と「一国平和主義」の終焉
第4章 保守本流の「劣性遺伝」としての宮沢政治
第5章 「竹下・金丸総主流体制」型中空構造から突然変異した「小沢一郎」
第6章 細川政権から青島・横山知事誕生に至る大衆基盤の変遷
第7章 「謀略」に操られる日本政治と天皇の「権威」