出版社内容情報
「僕ならこう死ぬ……」をテーマに人間にとって永遠の問題「死」を扱った伊丹監督の話題作撮影開始までの着想、取材、日常を詳述する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せなななせ
0
伊丹十三監督でも、企画の最初は凡庸なところから出発するのだと、しかし、そこからどう観客を魅了する作品にしていくのかと追っていくのがほんと面白い。すっごく、デジャブなんだよなあ!最初の段階は、ほんと、ぱっとしてない。でも、最終的には名作にしてしまう。これがプロの力か。シナリオづくりやそのブラッシュアップに悩んだときに読み返したい。ハウツー本より具体例に沿って要点があるのでわかりやすい。 2015/04/29
rinrin
0
【BOOK(2015)-015】!!!!!!!!2015/01/23
シゲユキ
0
図書館利用。何度も構想を練っては壊し練っては壊しの姿がステキでした。
緑色と風
0
伊丹作品の映画の作り方がわかる本。本著によると映画「大病人」は、伊丹氏が山崎章郎著「病院で死ぬということ」を読んで作品作りを思いついたとある。取材、シナリオの練り直しの過程、参考映画等が語られている。残酷な襲撃事件にも家族のことと想いつつ立ち向かったことも述べられている。伊丹さんの人柄が詰まった回顧録だ。2009/09/01
ジャバウォック
0
映画て作っては再構築の繰り返し。映画の制作工程がよくわかる。脚本付き。昔、伊丹十三の映画を必ず見ていた。懐かしい。2024/06/09