出版社内容情報
歴史的偽造文書「田中上奏文」から三島由紀夫自決まで。日本と世界を揺るがした多くの出来事の真相に手堅い実証と明快な推理で迫る
内容説明
現代史の第一人者が闇に隠れていた時代の真実に迫る。貴重な写真、図表、地図も満載。
目次
「昭和天皇独白録」を読み解く
原爆機、広島へ―反転爆撃への疑惑
終戦史再掘(「聖断」の構造;報いなき二つの反乱)
熊沢天皇始末記
天津教盛衰記―日本神国論の系譜
東京裁判―裁かれなかった人たち
BC級戦犯たちの落日―アンボンで何が裁かれたか
人肉事件の父島から生還したブッシュ
帝銀事件の真犯人は?
再考「日本の黒い霧」(下山総裁は謀殺されたのか?;松川事件の真犯人は?)
教職追放―安井郁の場合
朝鮮戦争と日本
池田・ロバートソン会談の幻
遠景になった六〇年安保
従軍慰安婦たちの春秋
三島由紀夫、市ヶ谷に死す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
osakanazuki44
5
田中義一首相は、天皇(世襲社長)と軍部(煩い部下)に挟まれた中間管理職みたいな立場。 諜報員ゾルゲ。任務遂行し、帰国してもモスクワに歓迎されなかった可能性が高かった。 対米諜報員(スペイン人)。陸海軍内部の対立、外務省と陸海軍の意思疏通のなさがあり、情報が生かされなかった。特攻は犠牲の割りに、成果が小さかった。731部隊。人体実験には、驚く。細菌兵器は、ほとんど機能しなかった。2021/05/25
Cana.t.kazu
0
上巻は知らない話題も多かったですが,こちらは一般的な話題でした。2021/12/02