愛のため 自由のために―北朝鮮エリート 恋の脱出行

愛のため 自由のために―北朝鮮エリート 恋の脱出行

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163469508
  • NDC分類 929.16
  • Cコード C0098

出版社内容情報

金日成独裁の北朝鮮からソ連に留学して、かの地の女性と恋に落ち、韓国に亡命して平和な家庭を築いた青年の波瀾とロマンの日々

内容説明

金日成総合大学を卒業後、国の将来を担うエリートとして旧ソ連に留学した金志一青年は、祖国では想像も出来なかった自由の息吹に触れて金日成独裁政治の非に目覚め、ひとりのソ連人女性を愛するようになる。北朝鮮当局の監視を潜り抜けて愛の巣を築き、娘ももうけた彼に、やがて帰国命令が下った。それは、愛し合う夫婦が引き裂かれて生きることを意味している。自由への脱出。今や、その決意だけが彼に残された道となるのだった。

目次

第1章 幼年時代
第2章 高等中学校時代
第3章 金日成総合大学
第4章 カフェ・サモワール
第5章 1985年の夏
第6章 冬の恋歌
第7章 光と闇の時間
第8章 帰国
第9章 婚約
第10章 幸福の影
第11章 恋人たちの部屋
第12章 愛する娘、ヨナよ
第13章 私は自由を選んだ
第14章 凍土の恋

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

骨っ子

2
実際にこういうドラマのような出来事が起こったということに感動した。ありがちな脱北ものとはちょっと違う。主人公が外界の自由な空気をどんどん吸収していく様が痛快だった。そして中国に留学してた時に出会った北朝鮮留学生のことを思い出した。彼らはいつも集団行動をし、一日のスケジュールもびっしり決まっていたし、勉強も非常に熱心で目から鼻に抜けるような賢い人ばかりだったという印象。 日本人ということで最初はろくに目も合わせてくれなかったが、最後の方になるといろいろ雑談できたのがいい思い出。2012/11/21

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