出版社内容情報
戦後民主主義教育の金字塔と謳われた無着成恭の「山びこ学校」。型破り教師と四十三人の生徒のその後の人生をたどる感動の追跡ルポ
内容説明
戦後民主主義教育の金字塔とうたわれた無着成恭の『山びこ学校』。20代の若さで教育界のスターに輝いた男とひたむきに戦後を生きた43人の子供達を描く波瀾と感動の人生ドラマ。
目次
第1章 「そらはら」の子供たち
第2章 ジャーナリスト人脈
第3章 「母の死とその後」
第4章 檀那寺の跡とり
第5章 翻弄される山村
第6章 素足の卒業式
第7章 幻の「きかんしゃ」発掘
第8章 谷間の英雄
第9章 村からの追放
第10章 都会に出た11人
第11章 江一の沈黙
第12章 藤三郎の闘い
第13章 明星の無着
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ERNESTO
3
新任教師である無着成恭が、山形県の山奥の山元村の43人に教えたのは、「いつも力を合わせて行こう、働くことが一番好きになろう、何でも何故?と考えろ、いつでも、もっといい方法はないか探せ」であり、それは『山びこ学校』の底本となった「きかんしゃ」にある同名の無着の詩の終盤の「きかんしゃの子供わ かげでこそこそしないで行こう、きかんしゃの子供わ いいことを進んでしよう」などにも記されている。 この文集で無着が目指したのは、生活を日記に落とし込むことで、日本語力をつけ、生活の仕方を学び、 2013/07/20
カネコ
0
◎2010/05/09
tora kenta
0
人生とはなんだろう。生きることは難しい。人としてのあるべき論はさておき、己の努力や意志では抗えなかった先人がいること、その先人が繋いでくれた命を自分が受け継ぎ、そして誰かに繋ぐ事が大切だと思う。2025/03/07