出版社内容情報
西本聖、平野謙、石嶺和彦、牛島和彦、古屋英夫、高橋慶彦──球界の個性派六人のプロフェッショナルに徹した生き方を描く異色作
内容説明
逆境に屈しなかった球界の個性派6人の、プロフェッショナルに徹した生き方。
目次
嫌われた男 西本聖
成功者 平野謙
指名打者 石嶺和彦
10年の夢 牛島和彦
ヴェテラン 古屋英夫
秋の憂鬱 高橋慶彦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
snakedoctorK
1
オールドウォーホース 歴戦の強者たち。 平野謙選手、高橋慶彦選手、好きな選手ばかりであった。 こういうシブい物語を描く作家さん、最近は見ないなぁ。2023/08/11
連雀
1
三十年近く昔に出版されている本書ですが、変わらず面白く読むことができます。解説に見える『野球は読むスポーツである』は至言ですね!2020/07/17
anken99
0
本棚から取り出しての再読。久しぶりに読みたくなり、毎晩寝る前に数話ずつ読んだ。本書は、Numberに掲載された短編ノンフィクションをまとめたもの。その題材は「ヴェテラン」プロ野球選手たちである。高橋慶彦、西本に牛島、石峯、平野謙、古屋……。彼らがヴェテランと呼ばれる年齢にさしかったときの憂鬱と不安が見事に描かれている。ワタシが最も気に入っているのは、やはり高橋慶彦の話。派手な行動とはうらはらに、すばらしいプレーの数々が努力によって生まれたことがよくわかる。それと、西本の話も、最後でジーンとくるはず。名書。2015/08/28