昭和の教祖安岡正篤

昭和の教祖安岡正篤

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163454108
  • NDC分類 289
  • Cコード C0031

出版社内容情報

宰相吉田茂が師と仰ぎ、歴代総理が教えを乞うた陽明学者。終戦の詔勅に朱を入れ、平成改元にかかわった"天下の指南番"の真の姿

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tecchan

1
「歴代総理の指南番、権力者の陰の相談相手」言われ、昭和58年に死去した市井の漢学者・安岡正篤 の評伝。これまで名前は知ってはいたけれどどのような活動をしたかなど全く知らなかった。本書では、20歳頃から戦中、戦後にかけて氏がどのように政官民の重鎮達に影響を及ぼしてきたのか、なぜそのようなことができたのか、などをわかりやすく描いており、現代史の知らざる一面を勉強出来た。2018/04/25

うめもも☆さくら

1
俊才で俗物。そんな安岡像でしょうか。まあタイトルの「教祖」っていうのからしてだいぶ揶揄の入った表現かもしれませんね。安岡は格調高い雰囲気を醸し出すための会の命名や原稿に手を入れるだけの「字引」であるという印象になっちゃってます。本当にそうだったのかどうかわかりません。でも安岡の人生でいつどんな人物と関わりがあったのかがわかります。日中国交正常化に反対していた立場で、日中国交により台湾との断交のための首相親書の原稿づくりに手を貸し「うまいこといいやがると思われるものを」書こうとした安岡を2015/02/08

コラッジョ

0
教祖と言うのは言い過ぎで、安岡の影響を受けた日本の総理大臣はほとんど居ない。 長期政権を率いた佐藤栄作が、たまたま安岡に心酔していたからそのように思われるだけである。2016/08/13

ともあきほ

0
安岡氏については分かりました。今度はこの人の思想についての本を読んでみる 2005/02/27

がんぞ

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朱子学というのは満人に支配された漢人の「負け惜しみ」の大義名分誇示で、陽明学はその実践重視哲学であると理解しているが、いっぽう安岡正篤先生の文章・講演が格調高い=感動的とは以前から思っていた。著者は政治記者の視点から先生の活動を「実態はよくわからない」「晩年は老耄に陥った」とするが、先生の評価はこの本が出版された平成2年以降あがりつづけ戦前戦後を一貫した思想を持ち続けた人物として歴代の自民政権を支え続けた真価が認められている。階級闘争的視点は幻滅で、君臨するならせめて美辞麗句でも質の高いものを見せて欲しい2012/04/18

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