出版社内容情報
愛も憎しみも神さまもすべては遺伝子が企んだ陰謀なのだ。生物学的アプローチから人間行動の謎に迫るア然ボウ然ガク然の衝撃の書
目次
第1章 すべては遺伝子から始まった(二人のキョウダイか八人のイトコ;働きバチはなぜ子を産まないのか?;完全無欠のスーパースター;自由な魂の遍歴)
第2章 我々は乗り物である(遺伝子が行動を支配する;意地悪の実力のうち;黒幕は誰だ!?;ミームという名の曲者;個体の幸福は遺伝子の不幸)
第3章 利己的遺伝子の陰謀を暴く(子どもは恐い;ゲームの理論;自分の姿に気がつかない;男の分類学;誰のための“しつけ”か;出生率は低下しない)
第4章 利己的遺伝子のさらなる陰謀(アリの戦争と平和;チンパンジーの仁義なき戦い;遺伝子が神をつくった;知らないあいだに武闘訓練)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AICHAN
4
喘息児が発作を起こすのは自分が親に捨てられないようにするため、という見方はひどい。「(小児喘息)がまず死には至らないもの」「ある年齢に達するとコロリと治ってしまう」と事実誤認も甚だしい。一般人ならともかく科学者が喘息についてそんな幼稚な知識しか持っていないとは「そんなバカな!」だ。この本は「生物は遺伝子が自らのコピーを増やすために作った生存機械にすぎない」という極端な説で世の中を見るとこうなる、というエッセイ。その見方で小児喘息児を見ると「そんなバカな!」考え方をしてしまうのだろう。2012/05/18
紫電改
1
変わった内容でした。文科系男の理科系男の章は興味深い、女にはそういう分類はないの?蜂と蟻の生態についてもっと知りたいので他の本も探してみたい。総じてちょっと視点が偏った内容だった。2025/05/19
1977年から
0
1994年
ヘビメタ小僧
0
にゃるほど「セルフィッシュ・ジーン」か…面白いです。こういう切り口(社会学?)で人間の言動を紐解いていくのは楽しいですね。なぜ浮気をするのか…なんて、男性諸氏には受けそう。でも、ちょっと、話題ごとの長さがバラバラで、読んでいて、物足りなかったり、くどかったり…でした。2009/11/19