出版社内容情報
六代目の生まじめぶり、紅白の来し方ゆく末、八重子のカレー…エッセイスト・クラブ賞受賞の筆は揺れ動く人生の哀歓を軽妙に描く
内容説明
アナウンス室の舞台裏、役者のなくて七癖、あるいはエレベーターでも誰もが味わう気まずさ―。日本エッセイスト・クラブ賞受賞の名手が絶妙の語り口でつむぎ出した、ちょいといい話。
目次
打てど響かず
キャスター
サービス
富士山
視聴者反応
役者たちの歌謡曲
方言
上方芸人
料理番組
映画と私
芸談
かくし球
記憶力
待たない時代
父の装束〔ほか〕