出版社内容情報
仏心篤き聖人聖徳太子は海を渡ってやってきた騎馬民族・突厥の英雄だった。東アジア史研究の成果が浮びあがらせた聖徳太子の真実
内容説明
聖徳太子は倭王だった。そして…。歴史の薄明の中に浮び上ってきた篤き信仰の人、聖徳太子の驚くべき姿。
目次
第1章 聖徳太子の謎(聖徳太子は倭王だった;17条憲法の真実;浮び上る専制君主の姿;太子前世「達摩説」はなぜすり替えられたか)
第2章 聖徳太子の正体(東アジアの雄、突厥;消えた英雄、達頭可汗;達頭は日本に渡っていた;聖徳太子の正体;夢殿はパオである)
第3章 古代王朝の暗闘
第4章 聖徳太子の故郷(唐と突厥の攻防;達頭可汗以後の西突厥)
第5章 聖徳太子の外交
第6章 聖徳太子の死(聖徳太子、死の周辺;“山背王朝”の悲劇;結語―敗者は祀られる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aloha0307
23
聖徳太子は突厥から来た〜いわゆる聖徳太子騎馬民族出身説 あまりにも突飛でついてゆけなかったです。ただ 大いなる聖人として一貫して奉っていることに何か意味・背景がありそうな気がします。2022/03/19
鈴木小
3
著者の本を読んだことがある人ならわかりますが、聖徳太子騎馬民族説です。推理発想の飛躍の高さには驚かされますが、ちょっと強引では...。ある程度の古代史や日本書紀の予備知識がある方に、こんな見方もあるのか、という本。予備知識がない方は、もう少し定説よりの本を読んでからのほうがベターです。2015/02/18