出版社内容情報
世俗をにくむ詩人でありながら、バランスシートを読む経営者──二つの相反する世界を同時に生きる堤清二の全体像に迫る野心大作
内容説明
世俗をにくむ詩人であり、バランスシートを読む経営者―二つの顔を持つ堤清二は、百社を越えるグループ企業に君臨する総帥として何を考え、どう行動してきたか。現代をリードする「文化産業」の実像に迫った渾身のノンフィクション。
目次
第1章 尼崎・つくば・有楽町―大プロジェクトを担わされ苦闘する男の群像
第2章 詩か経営か―西武百貨店の青年店長は父からの独立を誓う
第3章 社長たちの非運―スカウトされた経営トップたちの出処と進退
第4章 清二と義明―父亡き後、彼の前に立ちはだかった異母弟は
第5章 パルコ、疾走する―文化を売りはじめた男・増田通二の哲学と戦略
第6章 『カルメンの悲劇』―大河内豪と「ぴあ」
第7章 彷徨する文化