オールマイティ

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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163299402
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

金の亡者と言われ球団、マスコミ、ファンの全てを敵にまわす代理人、善場圭一。スポーツ界に新たなダーティー・ヒーローが誕生した。

内容説明

選手、球団、マスコミ…。すべてを操る全能の代理人、善場圭一登場。金の亡者と忌み嫌われ「ゼニバ」と蔑まれる代理人、善場。だが選手の盾となって悪役に徹する姿勢で絶大な信頼を集めている。古い慣習に縛られた球界に新風を吹き込む彼は改革者か破壊者なのか。

著者等紹介

本城雅人[ホンジョウマサト]
1965年、神奈川県生まれ。明治学院大学経済学部卒。スポーツ紙の記者としてプロ野球、競馬・メジャーリーグ取材などに携わる。2009年、『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞候補作となる。2010年、同作で第1回サムライジャパン野球文学賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

110
野球界の人間模様をモチーフにした作品に定評のある作者が、本作では代理人が主人公のミステリに挑戦です。『FA宣言をした投手の移籍交渉の裏で、引退した元スター選手が姿を消した。交渉代理人の善場は、その失踪の裏に、ある真実が潜んでいることを突き止めるが・・。』謎の提示や伏線の張り方には、感心させられる部分があるものの、主題が散漫なためテンポが悪く、やや強引な動機も気になって、ミステリとしては物足りない印象。ここは中途半端にミステリを絡めず、敏腕代理人の駆け引きの妙を掘り下げたほうが良かった気がするなあ。2019/01/03

ダイ@2019.11.2~一時休止

91
プロ野球の代理人が主人公。読む前に予想してた球団との交渉メインではないミステリーだった。実際の代理人ってどんな仕事してるのかよくわかってないですが、本作にあるように選手を育てるお手伝いもしてるの?2017/11/12

red

12
プロ野球の周辺を題材にしたミステリー。ミステリ部分は動機やそれに対する空白の期間等、あまりしっくりこない感じでしたが、「代理人」やスポーツカメラマンの仕事についての話はなかなか今まで読む機会のない内容で面白く読めた。2016/01/20

こたろう

12
プロ野球の代理人善場が主人公のミステリー。高校野球、プロ、それぞれの選手たちの葛藤やその後の人生が描かれていて読みごたえあり。人物の深いとこまで切り込んでるのに、深入りし過ぎていない距離感がすごくいい。記者の視点なのかな。でも登場人物がかなり多く、ちょっと散漫な印象があり勿体ない。2011/06/15

はる

9
心の鍛錬、所属団体との待遇、報酬等をめぐるかけひき・・・プロスポーツ選手の技術的なこと以外のハードさと、プロに進むまでのプロセスに含まれるダークな部分がリアル。そこに男女ネタが絡んでのミステリー仕立てと、もりだくさん。わたし的にはキャパオーバー気味で ^^; 何度も縦横の繋がりを確認しましたが、事件のキーパーソンにはきづけず・・びっくりでした(苦笑)後味はあまりよくないですが、ほっこりできる結びつきもあり救われたかも。2018/12/16

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