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墨染の鎧〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 406p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163284002
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

関ヶ原を演出した外交僧・安国寺恵瓊。その数奇に満ちた怪僧の一生を描く歴史小説。

著者等紹介

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て88年『花月秘拳行』で作家デビュー。上杉景勝の家臣、直江兼続の生涯を描いた『天地人』が2007年第十三回中山義秀文学賞を受賞した。同作は09年のNHK大河ドラマの原作となり、現在、最も注目されている歴史小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

33
安国寺恵瓊が主人公。この時代の小説は割と読んではいるが、毛利側の視点となると「山霧」以来かもしれない。そのためなんとなく新鮮。もうりに主家を潰され、毛利に外交官として仕え、関ヶ原では内紛を招き、結果毛利の規模を縮小させた男の話。わりと最近の火坂作品にしてはしっかりしていた。2012/08/29

BluePlanet

12
★3.9 2009年8月30日発行。下巻は武田信玄が病に倒れた翌年の1574年から1600年関ヶ原の戦いで西軍が破れ、石田光成、恵瓊が京都六条河原で斬首されるまで。上巻を読んでからかなり時間が経ったが、下巻はあまりにも時の経過が早く進む。確かに、戦国時代の26年を恵瓊を中心に1冊に纏めるとやむを得ないか。それより、上巻から恵瓊は、安芸武田家の最後の当主信重の子だったのが、最後の最後に突然安芸武田家の家臣の子ということに。それにしても、著者が過去の資料を読み解き、ここまで小説にする独創力には脱帽ですね。2017/12/30

浅見ヨシヒロ

10
秀吉の台頭と信長の転落を予期していた慧眼の持ち主も最後には人を見る目を誤った。それがラストの『わしはえらくなりすぎたのか…』というフレーズに凝縮されている気がする。欲を言えば、吉川広家との絡みをもう少し見たかった。2015/07/04

葉芹

7
毛利家を内側から描いたものを読むのは初めてです。恵瓊を主人公にお馴染みの登場人物が配置して、成る程、成る程の楽しさ。手にあせ握るところも、色っぽいシーンも。徳のないトップでは人がついてこない…。それは今も同じこと。今度は真田三代を読もうかな♪2013/07/22

☆エンジェルよじ☆

5
真の自分をなくして生涯を閉じた恵瓊。「悔いはない」と言っていたがたぶん嘘だな。優秀な外交僧、軍師の活躍がなければまだまだ戦国の時代は続いたんだろうな~2010/02/09

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